新宿歌舞伎町トー横キッズ暴行事件

氏家彰さん歌舞伎町卍會で問題児だった「金銭トラブルに美人局」更生中に暴行・新宿トー横界隈傷害致死事件

新宿歌舞伎町トー横キッズ暴行事件

先月11月27日、東京都新宿区歌舞伎町ビル屋上で氏家彰さんが関口寿喜容疑者らに暴行を受け死亡した事件。氏家彰さんは歌舞伎町卍會の中で関口じゅき容疑者との金銭トラブルや美人局をやっていたことが判明しました。

歌舞伎町トー横界隈傷害致死事件の概要

「11月27日午後2時過ぎ、『星座館ビル』の屋上で40代ほどの男性が4人組に取り囲まれ、殴られていると通報がありました。現場に急行すると、すでに男性は意識不明で、全身アザだらけだった。素手で複数回にわたり、殴打されたものと見られています。顔は原形を留めておらず臓器に損傷もあり、搬送先の病院で息を引き取りました。被害者はホームレスの氏家彰さん(当時43)。主犯格の関口寿喜(じゅき)容疑者(26)ほか、少年二人を傷害致死容疑で逮捕しました。一人はいまだ逃走中です(11月30日現在)」(捜査関係者)

出典:FRIDAY12月17日号 トー横界隈リンチ殺人事件「殺されたアキラさんが死の7日前に本誌に語っていたこと」

12月4日に全国指名手配されていた亀谷蒼容疑者が自身の指名手配を知り新宿警察署に出頭しています。

警察によると、氏家彰さんに暴行を加え死亡させたとして傷害致死の疑いで逮捕された関口寿喜容疑者ら4人は容疑を一部否認しているとのことです。

氏家彰さんの顔画像

氏家彰さん歌舞伎町卍會の正式メンバーではなかった

氏家彰さんは今年2021年8月ごろからトー横に姿を現し始め、トー横界隈で歌舞伎町卍會のメンバーと一緒にゴミ拾いをするようになったそうです。

「平和テロリスト集団」として活動している歌舞伎町卍會の総会長・ハウルさんは言いました。

「アキラさんは今年8月ごろから、一緒にゴミ拾いをしていました。たしかに問題を起こしていたし、正式なメンバーではなかったけれど、みんなからお父さんのように慕われていました。実の親にかまってもらえない子は、アキラさんのところに行くんです」
 

ハウルさんによると、氏家彰さんはトー横にいる歌舞伎町卍會の子どもたちにとってお父さん的立場で慕われていたことがわかりました。

その一方で、氏家彰さんは歌舞伎町卍會の正式メンバーではなかったことがわかりました。

しかも氏家彰さんはトー横界隈で問題を起こしていたことも明らかになりました。警察によると、関口寿喜容疑者は氏家彰さんに対して「恨みがあった」「金を貸していた」と話していたことがわかっています。

氏家彰さんは一体どんな問題を起こしていたのでしょうか。FRIDAYの取材で浮き彫りになった事件前の問題を見て行きます。

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氏家彰さん関口寿喜との金銭トラブル

氏家彰さんはトー横に来て歌舞伎町卍會のメンバーと行動を共にするようになった頃は関口寿喜容疑者と仲が良かったようです。

上の画像は事件前に関口寿喜容疑者が氏家彰さんのことを親しみを込めて「あきら氏」と呼んでいたことがわかる画像です。

しかし仲が良さそうに見えた氏家彰さんと関口寿喜容疑者の裏には金銭トラブルがありました。関口寿喜容疑者も氏家彰さんに「金を貸していた」と供述しています。

2人の事情をよく知る歌舞伎町卍會の元幹部が証言しています。

「実はアキラさんは関口から10万円ほどカネを借りていて、服ももらっていたんです。ところが、借りたカネは返さないし、もらった服も売っていた。」

関口寿喜容疑者は氏家彰さんがホームレスだと知り金を貸してあげ、しかも服も与えていたのですね。氏家彰さんと関口寿喜容疑者の関係が見えてきました。

しかし氏家彰さんは金に関してルーズだったようです。関口寿喜容疑者はその金にルーズな氏家さんに対して徐々に憤りを感じてきたのでしょう。

氏家彰さん関口寿喜との美人局トラブル

氏家彰さんがトー横の子供たちを使って管理売春をしていたことも前出の歌舞伎町卍會の元幹部からの証言で明らかになりました。

氏家彰さんが関口寿喜容疑者のお気に入りの子に美人局をさせる話を持ちかけていたことがわかりました。

関口寿喜容疑者は今年10月初旬まで歌舞伎町卍會の副会長を務めていたことも元幹部の証言により判明しました。

関口寿喜容疑者は指定暴力団「住吉会」系の三次団体に所属していたと言い、当時の家業名は「龍成昇」と名乗っていたそうです。

関口寿喜容疑者が歌舞伎町卍會に入った時は「ノボル」と呼ばれており歌舞伎町卍會に入会した理由を女目当てで入った」「卍會を利用してシノギをしたい」と話していたこともわかりました。

関口寿喜容疑者の問題行動が歌舞伎界卍會総会長のハウルさんにバレて、関口寿喜容疑者は歌舞伎町卍會から今年10月初旬に除名されています。

関口寿喜容疑者が除名された時に一緒に関口寿喜容疑者について行ったのが逮捕された亀谷蒼容疑者や少年らを含む今回の事件の実行犯だったようです。

そんな経緯のあった関口寿喜容疑者が氏家彰さんの美人局の話をどこからか伝え聞き、氏家彰さんに激怒したことがきっかけで氏家彰さん襲撃の機会をうかがっていたようです。

子供には優しい氏家彰さんの行動は関口寿喜容疑者を含めたトー横界隈にいる大人からすると目に余る行動だったことがわかります。

氏家彰さんはどのグループにも正式に属さずに勝手な行動もしていたようですね。

ただ、現実としてトー横にいる歌舞伎町卍會に属する未成年の少年少女らはお金を稼ぐ術がないのは確かです。

関口寿喜容疑者は未成年の少女らを利用してシノギとして稼ごうとしていたのに対し、氏家彰さんは美人局を利用して少女らにお金を稼がせてあげようとしたのではないでしょうか。

氏家彰さんが関口寿喜容疑者のお気に入りの女の子に言った一言にその想いが込められているように感じます。

「カネがないなら、男をひっかけてきな。俺が美人局でカネを取ってきてあげる」
 

氏家彰さんは女の子に対して「ヤってこい」と一言も言っていません。しかも氏家彰さんは「金を取ってきてあげる」と言っています。

氏家彰さんは体を張って男を連れてきた女の子に美人局に遭った男から取った金を「自分で稼いだカネでしょ」と言いながら渡すつもりだったのでしょう。

大人にはわからない氏家彰さんの子どもへの優しさが垣間見えるような気がします。

氏家彰さん歌舞伎町卍會と不良グループとの抗争トラブル

トー横界隈では主に2つのグループが対立する形で存在していたことがニュース報道で判明しました。

一つは歌舞伎町卍會を含むトー横界隈のグループ、もう一つは千葉県木更津からきた暴走族らしき不良グループです。

氏家彰さんはどちらのグループにも交流があったことがわかりました。ニュース報道では氏家彰さんが歌舞伎町卍會と千葉不良グループの対立に巻き込まれた可能性とされています。

氏家彰さんは本当に2つのグループの対立の仲裁に入ったために暴行に遭ったのでしょうか。

氏家彰さんをよく知る人物えいとさん(26)は今回の事件のきっかけをこう話しています。

「肩がぶつかった。それだけ。おもちゃにしてたんでしょ。恨みとか嘘。(関口寿喜容疑者が)因縁つけてイキってるだけ」

トー横界隈の少年少女らは氏家彰さんが一方的に関口寿喜容疑者に目をつけられていたという趣旨の証言でした。

関口寿喜容疑者が氏家彰さんをに因縁をつけていたのは実際に金銭トラブルや美人局の問題があったからなのですが、氏家彰さんは子どもたちにはその素振りを見せていなかったようです。

トー横キッズたちにとって氏家彰さんの存在はまさにお父さんでした。

(新宿区が業務委託しているパトロールの男性)
「キッズたちの保護者のような人でした」
 
(氏家彰さんを知る10代の少女)
「絡みやすくて、私にとってはおじいちゃんみたいな感じ」
 

その反面、氏家彰さんはトー横界隈の大人たちに注意したり逃げ回ったりしていた場面も見られたとか。

(氏家彰さんをよく知る16歳の少女)
「誰かがタバコを捨てた時に、彰さんが注意してけんかになったのをみたことがある」
 
(氏家彰さんを知る人)
「昔から親しまれて楽しく話してくれてた人で、けんかとかあってもすぐに仲裁して止めてくれてた人です」
 
(氏家彰さんを知る10代の少女)
「(氏家彰さんは)ヤンキーを避けていて逃げ回っている人でした」

氏家彰さんは歌舞伎町卍會、千葉の不良グループのどちらにも正式に属さず、時に良い顔、時に注意するというどっちつかずの行動も事件のきっかけになったのかもしれません。

捜査関係者への取材によると、防犯カメラの映像では歌舞伎町の星座館ビルの中に歌舞伎町卍會と千葉の不良グループが氏家彰さんを囲むように入って行く姿があったことが判明しています。

氏家彰さんだけが暴行を受けていることから、歌舞伎町卍會を追い出された関口寿喜容疑者らが千葉不良グループと結託して事件を起こしたのではないのか…と憶測の域を離れません。

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氏家彰さん歌舞伎町卍會で更生を誓った矢先の死

氏家彰さんはトー横界隈に現れてからさまざまな問題を起こしてきたことがフライデーの取材やニュース報道で明らかになりました。

しかし歌舞伎町卍會総会長のハウルさんによると、先述の通り子どもたちの相談に乗ったりゴミ拾いをするなど、氏家彰さんは今までの行いを悔い改めて更生を目指していたことがわかりました。

生前の氏家彰さんはFRIDAYの取材に熱く語ったそうです。

「僕もこの子たち(卍會のメンバー)と一緒で、親がアル中でDV家庭でした。父も早くに亡くなり、居場所がなかった。だから、困っている子供がいたら、一緒に悩み、話を聞いてあげたい。トー横界隈では身寄りのない未成年を狙う犯罪が増えています。私は一人でも多くの子供たちを悪い大人から守ってやりたいと思っています」
 

上の言葉は、氏家彰さんが死亡する1週間前にFRIDAYが取材した時の言葉です。氏家彰さんのこの言葉は改めて自身の更生を誓うために言ったようにも見えました。

しかし氏家彰さんはトー横の歌舞伎町卍會の少年少女らを守る決心をした矢先に事件に巻き込まれました。

歌舞伎町卍會総会長・ハウルさんが「こんなに優しい人はいなかった」と、純真無垢の子供のような寝顔をしている氏家彰さんの顔写真をツイートであげていました。

今回の事件を踏まえ、警察が120人体制でトー横の少年少女の一斉補導を始めました。行き場のない少年少女らが集うトー横さえも奪われたら、少年少女らの居場所はどこになるのでしょうか…。

氏家彰さんのご冥福をお祈りいたします。

きーぱんNEWS

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